僕のサムソ島での活動を常に手伝ってくれるイアンです。
外国では年齢を聞くことはありませんが、きっと僕と同年代でしょう。
写真は僕の荷物を積んだ、彼のワゴンをフェリーにのせる直前です。

"Osamu Fujimori" Exhibition Design Project, 2004

デンマーク サムソ島に提案した建築計画を、同島にあるギャラリーで展示する機会がありました。17世紀にスウェーデンとデンマークは戦争をしましたが、そのときのスウェーデン軍の宿舎として利用された建物です。
建物は現在に至るまで様々な用途に用いられましたが、現在のオーナーは芸術家の夫人と音楽家の御主人です。数年前にデンマークの皇太子が結婚された際には御主人の音楽が使われました。ギャラリーには宿泊施設も併設されているので、夏季にはホテルとしても利用できます。

展示の準備期間まで彼と島を周遊しました。
彼曰く、僕みたいに好き勝手に生きて行くと、この先必ず食べ物に困るので、、、、と森で「食べれる草」と「食べれない草」について講義を受けました。

デンマーク サムソ島で行った僕の個展です。

展示場所であるVADSTRUP1771
辺りにひろがる菜の花です(5月)
ギャラリーの裏庭です。
設営の準備を行うところです。
デンマーク人の友人には泊り込みで手伝ってもらいました。

オルボー大学で教鞭を執るピーターと。
ギャラリー室内で打ち合わせ。僕の活動を常に応援してくれます。

展示空間の模型写真

大手ダンボールメーカーにダンボール箱を500箱ほど提供してもらいました。
折りたたんだ箱を船でオーフスから島まで運び、箱を組合せて展示壁を作りました。
他のスポンサーは大手ペンキ会社などです。

作業中

ダンボール箱は互いに接着しました。展示期間中、倒れると問題ですから。
この期間はギャラリーに滞在していたため、睡眠以外はひたすら作業です。
時間に追われ混乱して、周囲が見えなくなって、住み込みで手伝ってくれたデンマーク人の女性には
何度もきついことを言ってしまって、反省しています。苦い思い出として残っています。
彼女はデンマークで生きる僕の大変さを理解してくれていて、いろんなことを助けてもらいました。
ビザのトラブルや、引越しなどです。
日本では彼女が歌うCDを聞いて仕事をすることがあります。
展示空間の様子。
模型や写真のほかに、初期のメモやスケッチも展示しました。
ギャラリーのオーナーであるリー・トフト。


僕の話しているオーレは、シドニーのオペラハウスを設計したデンマーク人の建築家ヨーン・ウッゾンがこの島に以前に計画した文化施設を建設しようと活動しています。
その計画は賛否が分かれて暗礁に乗り上げた経緯があります。
僕の案はその計画とは異なるアプローチで挑んだため、はじめは敵意を向けられましたが、しっかりと話せば彼に理解してもらえました。
彼自身は、ロイヤルアカデミー出身の画家です。
次の年には、彼の自宅に遊びに行きました。
片っ端から質問に答えている様子です。
語学が苦手な僕にとってもっとも難題です。
建築には図面や模型があるのでなんとか説明できました。


僕の尊敬するライフ・ハンセンです。京都大学でも勉強していた建築家です。
奥さんの真理子さんは陶芸家を目指しています。とても知的な女性です。
僕のもっとも嬉しいゲストでした。唯一の日本人ゲストです。
これは展示場の隣でのオープニングパーティの時の様子です。
御主人のライフは僕の展示計画のダメなところを全て正直に教えてくれます。

http://www.vadstrup1771.dk